1月7日には「七草粥」を食べ、無病息災を願うのが日本の伝統行事です。
七草粥は春の七草の香りと風味を楽しむ料理ですが、一般的に七草は下茹でをしてから調理します。しかし下茹でなしで手軽に作れることをご存知でしょうか。
この記事では、七草粥を下茹でなしでも美味しく作る方法や、青臭さが気になる場合の炒め方のコツもご紹介します。
シンプルな手順で七草の力を引き出し、栄養を活かした七草粥を楽しんでみましょう。
七草粥は下茹でなしでも美味しく作れる?
七草粥は、七草の香りと風味が楽しめる料理です。
七草は下茹でせずそのまま使うと、素材の持つ独特な香りが際立ち、シンプルな塩味のお粥がより豊かな味わいになります。
七草の香りと風味が活かされる
七草は下茹ですることで食べやすくなりますが、茹でずに調理することで、七草のフレッシュな香りを存分に楽しめるでしょう。
風味もしっかり残るため、お粥全体に七草の爽やかさが行き渡ります。
春を感じさせるやさしい香りが食欲を引き立ててくれ、食べながら自然の恵みを感じることができます。
また、特にせりやなずななどは、野菜らしい風味が引き立ち、素材そのものの味を堪能できるのが特徴です。
簡単にできて栄養もそのまま
七草は下茹でなしで作ると、時間も手間も省けてさらに栄養素も逃がしません。
栄養がお湯や茹で汁に流れ出るのを防ぐため、ビタミンやミネラルをそのまま取り入れられ、七草の栄養素を余すことなく摂取できるでしょう。
七草粥は年明けの忙しい時期に手軽に作れるため、朝食としてもおすすめです。
青臭さが気になる場合は七草を炒めるのがおすすめ
七草の独特の香りや風味が苦手な方は下茹でなしだと食べづらいかもしれません。
一般的な調理法に沿って下茹でしてもよいですが、七草を軽く炒めることで青臭さを和らげることができます。
七草を少量のオリーブオイルやごま油でさっと炒めると七草全体にコクが加わります。
炒めることで香ばしさがプラスされ、七草が苦手な方や子供にも食べやすい味になります。
また、炒めることで食材がしんなりし、見た目にもなじみやすくなるので、彩りも綺麗に仕上がります。
炒めた七草に、炊いたご飯・水・塩など通常の材料を入れて煮込むだけなので、お手軽に作れますよ。
下茹でなしの七草粥の作り方
下茹でなしの七草粥の作り方を紹介します。
ここでは、生米からではなく炊いたご飯で簡単に作る方法を紹介しています。
※下茹でなしの七草粥を作る際は、市販の「七草セット」を使用してください。
■材料(2人分)
- 米:200g
- 水:300~400ml
- 七草セット:1パック
- 塩:適量
■作り方
- 鍋に炊いたご飯と水を入れ、弱火で加熱します。
- 七草セットの根菜(かぶ、大根)は適当な大きさに切り、葉の部分はみじん切りにします。
- お粥に切った七草を加え軽く混ぜ合わせ、10分~15分煮込みます。
- 塩で味を調えたら完成です。
まとめ
七草粥は、下茹でをせずにそのまま使うことで、七草本来の香りや風味を楽しむことができます。
下茹でなしなら栄養がそのまま取り入れられ、簡単に作れるのも嬉しいポイントです。
青臭さが気になる場合は、七草をさっと炒めることで、食べやすく香ばしさも加わります。
シンプルな調理法で、春の七草のパワーを活かした七草粥をぜひ味わってみてください。