1月7日は七草粥の日として知られていますが、一人暮らしだと「わざわざ作るのが面倒」と思う方も多いのではないでしょうか。
七草粥は、お正月で疲れた胃腸を休め、一年の健康を祈るためにいただくものです。
この記事は、一人分の七草粥を手軽に作るための炊いたご飯を使ったレシピや、電子レンジでの作り方、さらに風味を変えるアレンジ方法までご紹介します。
自分の好みに合わせたアレンジで、気軽に七草粥を楽しんでみてくださいね。
七草粥とは?1月7日に食べる理由
七草粥は「春の七草」と呼ばれる
- せり
- なずな
- ごぎょう
- はこべら
- ほとけのざ
- すずな(かぶ)
- すずしろ(大根)
を入れて作るお粥で、1月7日に食べる日本の伝統的な行事食です。
中国から伝わったこの風習は、平安時代から続いており、無病息災を願う意味があります。
また、年末年始のご馳走で疲れた胃腸を整える効果も期待されており、優しい味わいのお粥が体を温めてくれることから、毎年1月7日の朝に食べるのが一般的です。
一人暮らしの方でも手軽に作れるレシピやアレンジで、七草粥の風味や健康効果を楽しんでみましょう。
1人暮らしにおすすめ!炊いたご飯で作る簡単レシピ
七草粥を一人分だけ作りたいときは、炊いたご飯を使うことで手軽に作ることができます。
少量だけ作りたい場合や忙しい朝にぴったりの方法です。
材料(1人分)
- 炊いたご飯:お茶碗1杯分(約150g)
- 水:300ml
- 七草:半パック(スーパーで七草セットを購入すると便利です)
- 塩:ひとつまみ
作り方
- 七草をさっと洗い、葉物は細かく刻む。
- すずな(かぶ)とすずしろ(大根)は薄切りにする。
- 鍋にご飯と水、すずなとすずしろを入れて中火にかけ、沸騰したら弱火にして10分ほど煮込みます。
- ご飯が柔らかくなってきたら葉物を加え、塩で味を調整します。
- 七草がしんなりしたら火を止め、温かいうちにいただきましょう。
葉物類は別茹でしておくと、臭みが和らぎ食べやすくなるので、少し手間ですがおすすめです。
味に変化をつけるアレンジ方法
七草粥はそのままでも美味しいですが、しらすや塩昆布、だしやごま油をプラスしてアレンジすることで、さらに豊かな味わいに仕上がります。
しらすや塩昆布をプラスして風味アップ
しらすや塩昆布を加えると、簡単に風味がアップし、旨味も増します。
しらすはカルシウムが豊富で、七草粥に食感と塩気をプラスしてくれます。
通常の七草粥に、最後にしらすや塩昆布を少量加えるだけで、簡単にアレンジできるところが良いですね。
中華風やだし風味でひと味違う七草粥
中華風にしたり、和風だし風味にアレンジすることで食べやすさがアップします。
中華風にするには、七草粥を作る際に鶏ガラスープの素を加え、仕上げにごま油を少量垂らします。
和風だし風味にするには、白だしを加えるか、煮干しや昆布のだしを使うと、和風の風味がしっかりと感じられるお粥になっておすすめです。
自分好みのアレンジを見つけてください。
忙しいときに便利な電子レンジを使った七草粥の作り方
電子レンジを使えば、七草粥がさらに手軽に作れます。
一人分だけ作りたいときや忙しい朝に便利です。
材料(1人分)
- ご飯:60g
- 水:120ml
- 七草:半パック
- 塩:ひとつまみ
作り方
- 七草を洗い、細かく刻みます。
- 耐熱容器にご飯、水、塩を入れて軽く混ぜ、七草をのせてふんわりラップをかけます。
- 500Wの電子レンジで約3分加熱し、加熱が終わったら数分そのまま置き、混ぜてからいただきます。
電子レンジで作ると手軽に一人分の七草粥ができ、洗い物も少なく済むので便利です。
なお、七草は塩もみして水洗いしてから調理すると、えぐみや青臭さが軽減されます。
まとめ
七草粥は一人暮らしでも簡単に楽しめる料理です。
炊いたご飯や電子レンジを使えば、手間をかけずにすぐに作ることができます。
しらすや塩昆布を加えたり、だしで風味を変えたりするアレンジもおすすめです。
新年の無病息災を願いながら、体に優しい七草粥を手軽に味わってみましょう。